第五頁「和顔美人はこころの灯火」

気が付けば、よく通る小径には沈丁花が薫り豊かに咲きほころび、
其処此処では桜が咲き始めたとの知らせが飛び交っています。
日差しは柔らかく暖かで、それでも吹きすさぶ風はまだ冷たく。季節が変わることを恥ずかしがっているような、そんな今年も変わらない春の訪れ。
おだやかで、大好きな季節です。

撮影やら、書籍制作の準備等々で慌ただしくしていたら、
いつのまにやら世間は大変な騒ぎになってしまいました。

「次は楽しい話を書こう!」と思っていたのですが、
いろいろ思うこともあり、記してから前に進むことにしようと思います。

この混乱の生じた数ヶ月の中で、他の業種の方々に比べるとほんの少しですけれど、この和顔美人づかんのプロジェクトでも影響がありました。
少しつまづいたりしながらも、プロジェクトに関わってくださっている皆のおかげで少しずつ進めることができています。

こうやって新しく何かプロジェクトに挑戦しようということも、楽しい何かを仕掛けようという思いも。
社会全体や、日々の生活が整っていないと瞬く間に地盤が緩んで、流され消えてしまうものなのだと思い知りました。

連日のニュースから流れだしてくる不安や恐怖。
それは、単純にウィルスだけの話ではなく、私たちの心が振り回されているから起こるものが多いのではと思います。

病気は怖いです。
目に見えない恐怖があちこちに潜んでいます。
けれど、わたしたちは生きていかねばなりません。
そして、生きるなら、善く生きたい。

この「和顔美人づかん」の目的。それは本を作ることだけではありません。
目的は、
「世界中に和顔美人を増やすこと」

和言愛語にあふれる社会にしたい。
人を愛し、慈しみ。おもいやりの溢れる世界にしたい。
そのきっかけになり得るものを、と思い制作しています。

モデルさんになっていただいている方は、普段モデル業をしたことがない方がほとんど。ポージングも設定しません。ただ普段通りにしてもらっているところを撮影しています。
そんなことで良い画が撮れるのかと思われるかもしれませんが、何気ない日常のふとした瞬間に、こんな美しい表情があるんだと
撮影中に気づくことがよくあります。そんなとき、撮影現場はまるで温かい湯船に浸かったような、そんなほっこりとした気分で包まれるのです。

私たちは医療従事者ではないので、病気などに人が罹っても直接直すことはできません。
けれど、和言愛語をたずさえ、人のこころに安らぎをもたらすことはできます。それが、この世界中で何が起こったとしても、私たちが共通して出来る一番大切な対処法だと思っています。

和顔美人づかんプロジェクトが出来ることとして、
皆さんの心にあたたかい灯火を灯す。
そして灯された灯火をまた誰かに灯していただけるように。
この想いは変わらずに、まだまだ愉しい情報をお送りしていきたいと思います。

撮影が遅れているため、全体のスケジュールも後倒しになりそうです。
書籍は年末ぐらいの完成を目指しています。

日々の暮らしに安らぎのひとときをお送りできるよう、より一層精進して参ります。変わらぬご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

昼下がり、風に揺れる洗濯物を眺め、
楽しそうに遊ぶ子供の声を遠くに聴きながら。

和顔美人づかんプロジェクト
ありさ丸

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